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格闘家 / 指導者 インタビュー

キックボクサー【TOITAGYM】代表 戸井田 大輝(といた だいき)さん

 

今回のゲスト【TOITAGYM代表】プロキックボクサー 戸井田 大輝(といた だいき)さん

 

1995年に埼玉県所沢市で生を受けた戸井田さん、4歳から空手を始め、小4でアマチュア大会で優勝した頃にはキックボクシングもスタートします。

 

13歳の頃に一度キックボクシングから離れたものの、20歳から再開して半年後にはプロデビュー、2019年9月第6代MAキックボクシング日本スーパーバンダム級王者に輝きました。

 

「将来のキックボクシング界を担う選手を育てたい」

 

とも話す戸井田さんは、TOITAGYM(戸井田ジム)を埼玉県狭山市と所沢市で2店舗オープンし、後進の育成にも携わっています。

 

今回は、勝つ喜び、負ける悔しさを味わい、現役選手としても闘い続ける戸井田さんにお話を伺いました。

 

キックボクシングを始めた「きっかけ」について

 

小さい頃から、仮面ライダーや父親の影響でブルースリーが好きで強者に憧れていました。

 

でも元気が良すぎて、遊ぶ友だちに手を出して泣かせることも多くて。

 

4歳になった頃、母に連れられて、兄が習っていた空手を習うようになり、すっかりハマってしまいました。

 

小4の時にはアマチュア戦で優勝し、同時にキックボクシングも始めました。

 

父も建設業の傍、キックボクサーだったので一緒に練習をするようになってK-1を目指すようになりました。

 

でも、13歳になった頃、目標にしていたK−1で問題が起きて一旦団体が無くなってしまい、僕自身も気持ちが離れてしまった時期がありましたが、20歳でまた再開しました。

 

 

なぜ一度離れて戻ってこられたのですか?

 

同世代の那須川天心選手と武尊選手のおかげです。

 

彼らが活躍してくれたおかげで、試合の様子を見ているうちに

 

「自分も勝てるかも」

 

「いつか戦ってみたい」

 

という気持ちが湧いてきました。

 

二人の活躍が良い刺激になり、追いかけたい存在ができたことで、再びキックボクシングの道に進み、21歳でプロデビューしました。

 

キックボクシングを始めてよかったと思う魅力、人生の役に立ったことを教えてください。

 

格闘技を始めると精神的に強くなり、何か起きても簡単にはくじけなくなります。

 

子どもの時に空手を習って、師範から礼儀やマナーを教わったことが大人になった今でも生きています。

 

プロになってから思うことは、ただ試合をして勝てば良いわけではなく、ファンやスポンサー、周りの人たちを大切にすることです。

 

普段からSNSでもコメントが届けばすぐに返事を返し、コミュニケーションを大事にしています。

 

 

プロデビューから2年後にジムを立ち上げていらっしゃいますが..

 

当時は仕事で東北に住んでいて、家の近くのジムに所属していましたが埼玉に戻りフリーになりました。

 

戸井田ジムというのは最初は名前だけで、後ろ盾もなく最初は7ヶ月間試合に出られませんでした。

 

どうやって試合を組むのかさえ分からず、空手時代にお世話になった人たちを頼り、他のジムを間借りしながら練習を続けていました。

 

格闘技のイベントや出稽古に行き、自分からその場にいる主催者や会長に声をかけました。

 

気に入ってもらえると、次も呼んでもらえるので積極的に顔繋ぎをしましたね。あまりそういう選手はいないので特殊だと思います。

 

 

キックボクシングをやめたいと思ったことはありますか?

 
13歳の時以来、やめたいと思ったことはないんです。

 

僕は2019年に7戦無敗のまま、第6代MAキックボクシング日本スーパーバンダム級王者になったのですが、その後は4連敗、メンタル的に辛い時期でした。

 

普通に過ごしてはいましたが、知り合いに

 

「次はいつ勝つんだ!?」

 

と聞かれると

 

「好きで負けたわけじゃない…」

 

と思っていましたね。

 

現実問題、負け続ければスポンサーも離れるので5連敗はできないと焦りました。

 

辛い時期をどう乗り越えましたか?

 

連敗が続くと「もう辞めどきか…」と思うこともありましたが、それ以上に諦めたくない気持ちが勝ちました。

 

そこでタイトルを返上し、チャンピオンの肩書きを無くしました。

 

「ゼロからスタート!」

 

と吹っ切れたことで、そこから2連勝できました。

 

勝つことにこだわりすぎていたことで、うまくいかなくなっていたんです。

 

ラフに考えて、なるようになると思ったことで、立ち直れました。

 

 

キックボクシングに向いている人、タイプを教えてください。

 

選手であればメンタルの強さが絶対です。

 

打たれ強さですね、一般の方も同じですが負けず嫌いで研究する人が向いていると思います。柔軟な対応ができることも大切です。

 

これからキックボクシングを始めたい人へ

 

こわい、痛いイメージが強いかと思いますが、今は選手を育てるジムよりも一般向けに気軽に来られるジムが多いので、どこへ入会しても始めやすい環境です。

 

これからはもっとジムへ通う人が増えると思っています。ぜひ体験に行ってみてください。

 

休みの日はどう過ごされていますか?

 

自然が好きで車で浄化スポットに行きます。滝行もしてみたいし、歴史に興味があって日本の城巡りも好きです。いつか全国を周ってみたいですね。

 

好きな音楽、アーティストを教えてください。

 

浜田省吾、尾崎豊 10代の頃から聞いています。
 

好きな本、漫画はありますか?

 
漫画は「はじめの一歩」「明日のジョー」が好きです。
 
小説では「男の条件」(著:永松茂久)が好きです。男はこうであるという指針が書かれています。もう一度読みたくなる一冊です。

 

他にもマインドフルネスや睡眠の質を高める本など、毎朝、起きて机で10分間くらい日光浴しながら読むのが日課です。

 

憧れのアスリート、尊敬する人を教えてください。

 
アスリートは同じキックボクサー魔娑斗選手です。
 

観客に魅せる試合、しっかり最後に倒し切る強さがあります。花のある試合が出来る素晴らしい選手で、小3からずっと憧れています。
 
 
尊敬する人は父です。
 
 
滅多に怒らないで器がでかい人だなって思います。曲がった事はしないし、たとえ揉め事が起きても熱くなることもなく、冷静に対応する姿を見て男らしさを感じます。
 

 

座右の銘、モットーはありますか?

 

「実るほど首を垂れる稲穂かな」

 

この言葉は、僕のスポンサーさんで日本配送株式の社長金子さんから教わりました。聞いた瞬間、めちゃめちゃ心に響いたので自分もそういう生き方をしようと思いました。

 

今後の目標はございますか?

 

現役中にRISEのベルトを取りたいですね。2022年12月10日に後楽園ホールで試合が決まっています。
 

 

あと今年は2店舗TOITAGYMを(埼玉県狭山市9月オープン・所沢市10月オープン)開きましたので、たくさんの方に来てもらいたいです。
 

狭山市のジムではキッズクラスに力を入れ、将来プロを目指していく子どもたちが増えたらいいなと思っています。ご興味ある方は気軽に体験に来てくださいね。

 

 

戸井田さん、この度はお忙しい中ご協力いただき本当にありがとうございました!

 

 

おわりに

 

戸井田さんが代表を務める TOITAGYM は、新所沢駅西口徒歩3分と、アクセス抜群の場所にあります。

 

 
現役プロキックボクサーが直接指導いただける貴重な体験が得られますので、お近くにお住まいの方、ぜひ足を運んでみてくださいね!

 

TOITAGYM SNS

公式サイト:https://toitagym.jimdofree.com/

Twitter:@daikick_boxing

Instagram:@toitagym

 
 
 

最後に戸井田さんのジムと提携しているジムの紹介です。

 

なんと、あの木村”フィリップ”ミノル選手がプロデュース!フィットネス&キックボクシングアカデミー「M4GYM」が今年10月にオープンしました!

 

現役ファイターにミットをもって貰える素晴らしいジムであるうえ、駐車場は30台完備とアクセスしやすい環境が整っています。

 

エクササイズしたい方、ストレス解消したい方、ぜひ体験にいってみてくださいね!

 


 
M4GYM

公式サイト:https://m4-gym.com/

Instagram:@m4.gym2022

 

 

<インタビュー&記事執筆:飯塚 まりな>

ライター・イラストレーター
インタビューを中心に活動中。
Web、フリーペーパー、書籍を執筆。
ほんわかしたイラストを描く。

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