格闘家 / 指導者 インタビュー
フルコンタクト空手【極真会館】南原 健太(なんばら けんた)さんインタビュー
目次
今回のゲスト フルコンタクト空手【極真会館】南原 健太(なんばら けんた)さん
1998年に板橋区で生まれ、幼い頃から空手に取り組み、高校生の頃には最年少で国際大会に出場した南原健太さん(以下、南原さん)。
2022年には「2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会」の軽重量級(90キロ以下)で優勝を果たし、キックボクシング興行で有名なRISEにも出場、あの“那須川天心の極真空手時代のライバル”として注目を集め続けています。
若くして極真会館・東京城北支部 下赤塚道場で指導者としてもご活躍されている南原さんですが、意外にも幼い頃は泣き虫だったとか。
今回は南原さんが強くなっていった背景や成長の秘訣、空手の魅力についてもお伺いさせていただきました。
極真会館・東京城北支部 下赤塚道場 公式ページ:http://kyokushin-johoku.com/dojo/simoakatuka/aka_index.htm
―― 空手を始めた「きっかけ」についてお伺いさせていただけますか?
兄が空手を習っていたことがきっかけです。
当時、私はまだ4歳でしたが、道着を着て空手の練習をしている兄の姿がかっこ良く、幼いながらに憧れを感じたことを今でも覚えています。
兄の影響を受けて自然と空手の世界に入りました。
男の子なら強くなるために鍛えた方が良い、という父の想いもあったようです。
―― 空手の練習の初日はどんな気持ちでしたか?
残念ながら、物心がつく前のことなので覚えていません。
ですが、その頃からお世話になっている先生に当時の話を聞くと、幼い頃は母親の側をずっと離れず、練習の際もよく泣いていたようです。
―― 空手をはじめてよかったと思うこと、魅力や人生の役に立ったメリットありますか?
心身ともに鍛えることができるのが空手の魅力だと感じています。
まずは身体が強くなり、怪我をしなくなったことです。
フルコンタクト空手なので打ち合いもある過酷な競技ですが、世界大会出場時なども含めて骨折や骨にひびが入った経験がありません。
日々の練習で身体が鍛錬されていくことを身をもって体感しています。
また、礼儀作法も空手を通じて学ぶことが出来ました。
私は時々「気持ちの良い挨拶や感謝の気持ちをきちんと伝えるね」と人から言われることがあります。
自分では無意識ですが、人として大切なことも先生や周りの先輩方を見て自然に身についていたのだと思うと、空手の奥深さを感じます。
空手道の教えでもある“人を守るために強くなる”というモットーは今でも大切にしています。
―― 空手でうまくいかなかった時の考え方、対処法を教えてください。
試合に勝てない時や上手くいかない時でも毎日のように道場に行き練習があり、そうなると長くは落ち込んでいられません。
目の前の練習に一生懸命に取り組むことで、もやっとした気持ちが解消され自然に気持ちが切り替えられているのだと思います。
―― 空手に向いている人はどんな人だと思いますか?
興味のある人であればどんな人でも向いています!
体力があったり強い人が向いていると思われがちですが、むしろそこを強化したくて始める人も多いです。
―― 空手をしていて今までにやめたいと思ったことやデメリットはありましたか?
実は中学生の頃に空手から離れた時期があります。
2年間ほどブランクがありましたが、空手が好きな気持ちと自分の居場所を再認識して、戻りました。
その後は練習にも一層と身が入り、一番成長できた時期だったと感じています。
―― これから空手をはじめる人へのメッセージを一言いただけますか?
空手の道場というと少し敷居が高いイメージがあるかもしませんが、特に極真会館/下赤塚道場には女性やお子様も多く、とてもアットホームな雰囲気で気軽に始めていただけます。
身体を鍛えると同時に、挨拶などの礼儀が身につく空手の素晴らしさを是非体験していただきたいです!
―― お休みの日は何をされていますか?
美味しいご飯を食べにいくことが好きで外食することが多いです。
周りの人から「すごく美味しそうに食べるね!」とよく言われることが密かな自慢です。笑
―― 好きな音楽、アーティストはいますか?
サザンオールスターズの曲はドライブなどでよく聞きます。試合前にはHIPHOPやラップで気分を上げることもあります。
―― 好きな本や漫画はありますか?
ワンピースやNARUTOがお気に入りです。
―― 憧れのアスリートや尊敬している人がいたら教えていただけますか?
サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド選手です。
結果が求められる厳しい世界で長く活躍していること、また周りを圧倒する華やかな存在感に一流の選手としての凄さを感じます。
―― 座右の銘やモットーはありますか?
「継続は力なり」
これまでの練習のすべてが今の自分に繋がっています。
―― 今後の目標を教えていただけますか?
極真空手の指導をしながら、キックボクシング大会【RISE】にも所属しています。
そこでチャンピオンになることが目標です!
極真空手代表という気持ちを持ち戦っているので空手の強さを証明していきます。
南原さん、この度はお忙しい中お時間・ご協力いただき本当にありがとうございました!
南原さんがご指導されている下赤塚道場は、子供から大人まで、エクササイズとして空手を始めてみたい方から、本格的に強くなりたい方それぞれのレベルに合わせて幅広くご参加いただけます。
道場の雰囲気は明るくアットホームで、習いにきている子供たちの笑顔がとても印象的でした。
著者も取材時に少しだけ体験させてもらいましたが、初心者でも迷うことなく、想像以上の爽快感に楽しさを感じました!
はじめはハードルが少し高く感じられるかもしれませんが、一歩踏み出すと新しい世界が広がっています。
ご興味がある方は是非、お気軽に下赤塚道場に足をお運びくださいね!
極真空手の素晴らしさを伝える指導者として、さらにキックボクシングの選手としてフィールドを広げている南原さん。
爽やかなルックスと明るい人柄の中に芯の強さを感じます。
今後の益々の活躍に目が離せません!
極真会館・東京城北支部 下赤塚道場
公式ページ:http://kyokushin-johoku.com/dojo/simoakatuka/aka_index.htm
南原 健太さんSNS
Instagram:@kenta.nanbara
<インタビュー&記事執筆:coco>
Instagram:@co.co9006