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日本と世界の格闘技人口はどれくらい?種目別ランキングトップ5紹介
あなたは2021年の大晦日「RIZIN」をご覧になりましたか?
なんと、RIZINは、2020年、2021年と平均視聴率は約7.4%を獲得し、
あの2000年代の格闘技ブーム以降10年近く下火だった状態から人気を取り戻しつつあります。
その理由の一つとして、YouTuberで登録者200万人を超え活躍中の朝倉未来を筆頭に、
その弟の朝倉海、那須川天心ら個々人がSNSを活用して日々ファンを増やし続けている事が挙げられるでしょう。
これに伴い、日本の格闘技人口も増えつつあります。
強くなりたい人、
護身術として習いたい人、
ダイエットだけしたい人
様々な目的の人たちが格闘技ジムの門をたたいています。
今回は、「みんなどんな格闘技を習ってる?」という視点から、日本と世界の格闘技人口について、種目別ランキングトップ5をご紹介させていただきます。
目次
日本の格闘技人口ランキングトップ5は?
まず日本の格闘技人口トップ5をご紹介します。
1位 空手 人口約300万人
まずは空手です。
日本発祥の武道であり、公益財団法人全日本空手連盟が2020年に発行した資料によると国内愛好者は200万人以上とされています。
さらに、競技登録者についても53万人が存在するとされているから驚きです。
流派も多岐にわたり、ルールも流派によって異なります。
(どれくらい流派があるかは空手の流派はいくつある?特徴やお子様を通わせるのはどこがいいの?をお読みいただければと思います。)
そして、2021年の東京オリンピックでは組手・形の2種目が行われましたが、残念ながら2023年パリで開催されるオリンピックでは種目から落選してしまいました。
2位 合気道 人口約100万人
続いて2位の合気道。
こちらも武道家・植芝盛平が大正末期〜昭和初期に創設した日本発祥の武道です。
はじまりは太平洋戦争後。
徐々に一般社会への普及が始まり、今や世界で親しまれる格闘技となりました。
とても合理的な体の使い方で、体の小さい人でも大きな人を制することができる点が特徴です。
そして、合気道も100年に及ぶ歴史の中で、分裂を繰り返し様々な団体に分かれています。
1994年に亡くなった合気道家・塩田剛三は「不世出の天才」と称され、
漫画「グラップラー刃牙」に登場する渋川剛気のモデルとなっています。
3位 柔道 人口約12万人
そして、東京オリンピックでは12個のメダルを獲得するなど日本のお家芸である柔道。
2021年に全日本柔道連盟が発表した登録者数推移では12万人と2004年から比べると約8万人減となっています。
その競技の特性上、総合格闘技と親和性が高いのが特徴です。
その証拠にバルセロナオリンピック銀メダリスト吉田秀彦元選手や、
北京オリンピック金メダリスト石井慧選手もオリンピック後、総合格闘技への転向を果たしています。
4位 少林寺拳法 人口約4万人
続く4位は1947年に日本で創始された侵攻格闘技である少林寺拳法。
実は中国の武道である少林拳とは参考にこそされたものの、別の武道となります。
まず知っておきたい少林寺拳法と空手の大きな違いとして、
空手は試合(組手)があるものの、少林寺拳法には試合がありません。
その理由は、少林寺拳法は心身の研鑽が目的であり競技性を重視していないこと。
それと少林寺拳法は実戦を重要視する武道なので金的などの急所攻撃が存在し、本気で闘うと安全性が担保できないという理由もあるそうです。
5位 柔術 人口約3万人
最後は柔術です。
実は古い歴史があり、実は元を辿ると柔術から派生した武道だと言われています。
近年では世界的に日本の柔術を発展させたブラジリアン柔術が普及しており、
日本でも2010年代後半頃から競技人口以前は1万人ほどだったのが現在3万人越えと急激に増加しています。
この柔術も総合格闘技の練習に取り入れられる事が多く、柔術家の総合格闘技界への進出も顕著になってきています。
以上が日本の日本の格闘技人口ランキングトップ5でした。
続いて世界の格闘技人口ランキングトップ5を見ていきましょう!
世界の格闘技人口ランキングトップ5は?
1位 空手 人口約1億人
なんと世界でも空手が1位にランクイン。
世界の競技人口はなんと1億人以上で、ロシア・フランス・ブルガリア・マレーシア・ブラジルが盛んです。
2位 テコンドー 人口約8000万人
続く2位は韓国発祥の足技格闘技テコンドー。
つい最近はソウルオリンピックより公開競技として実施され、シドニーオリンピックより正式種目となりました。
このテコンドーは安全に配慮した防具やルールからスポーツとして普及しています。
ちなみに2021年の東京オリンピックではテコンドー発祥の韓国がメダル0で終わっています。
3位 合気道 人口約150万人
そして世界でも3位にランクインした合気道。
フランスでは日本の合気道人口を上回っており、30万人以上が合気道を習っているそうです。
日本の会派も多くが海外に支部を持っています。
日本発祥の歴史の長い武術として日本好きの外国人に親しまれているのです。
4位 柔道 人口約130万人
ここで4位に続くのが日本のお家芸柔道で、世界でも高順位を獲得しています。
最も柔道が盛んな国はフランスです。
なんと競技人口は約56万人。
日本をも上回り、オリンピック通算メダル獲得数でも日本に次ぐ2位に位置しています。
5位 レスリング 人口約100万人
そして、最後の5位はレスリングです。
日本のレスリングはオリンピックで多くのメダルを獲得しており、
お家芸のイメージがありますが競技人口は約1万人と言われています。
世界でレスリングが盛んなのはアメリカ・ロシア・ブルガリア・イランで、オリンピックでも多くのメダルを獲得しています。
近年では世界最高峰のUFCで、ロシア出身のハビブ・ヌルマゴメドフや、アメリカの学生レスリング出身のカマル・ウスマンらレスリングをバックボーンに持つ選手が大活躍しています。
日本と世界の格闘技人口はどれくらい?種目別ランキングトップ5紹介 まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は日本と世界の格闘技人口種目別ランキングトップ5をご紹介しました。
やはり空手が日本と世界で競技人口1位であったことは多くの方の予想通りですよね。
個人的にはボクシングがランクインしなかったのが意外でした。
あらためて、これだけ世界中で格闘技が親しまれている理由はなんでしょう。
それはどんな格闘技であっても、体だけではなく、心や、人間性も成長させる
ことができるからでしょう。
あなたもぜひ、何か一つ格闘技に取り組んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。