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【ボクシング】井上尚弥と井岡一翔の勝敗は?階級差を踏まえ大胆予想
WBA・IBF世界バンタム級王者・井上尚弥選手(以下、井上選手)と
WBO世界スーパー・フライ級王者であり日本人初の世界四階級制覇王者
の井岡一翔選手(以下、井岡選手)。
この日本軽量級ボクシング界の頂点に君臨する両雄のドリームマッチがにわかに
現実味を帯びてきています。
きっかけは井上選手が出演した、2022年1月14日のWOWOW「エキサイトマッチ」
の30周年記念イベント。
そこで昨年12月24日に対戦が正式決定した那須川天心vs武尊について話題が及ぶと、
「自身もそういう試合をやっていきたい」と発言。
「自分もキャリアの後半に入るし、5階級制覇を狙うというコメントにも期待しつつ
(略)盛り上がるのであればありかなと、そういう流れになればいいと思う。」と
コメントしました。
そして、5階級制覇となると、それを狙えるのは現在日本人では1人しか存在しません。
その選手こそ現WBO世界スーパー・フライ級王者の井岡選手。
その後、井上選手がTwitterで、「滅多に言わないラブコールは本気だぞ、
ボクシング界盛り上げようじゃないか」と投稿。
これは井岡選手の名前こそはっきりとは名言されませんでしたが、井岡選手に
向けての発言で確定と行っても良いでしょう。
今回はもし対戦が実現したらと仮定して、どちらが勝つのか?そして
実現へのハードルを探っていきましょう。
目次
井上尚弥vs井岡一翔 実現へのハードルは?
最初のハードルは階級差。
まず、井上選手のデビュー時はライトフライ級(-48.97Kg)だったものの、
その後、スーパー・フライ級(-52.16Kg)を経てバンタム級(-53.52Kg)へと
階級を上げていきました。
一方、井岡選手のデビュー時はミニマム級(-47.62Kg)からライトフライ級・
フライ級(-50.80Kg)を経て現在のスーパー・フライ級へと上げていきました。
井上選手の階級の推移
ここで注目すべきなのが井上選手は「フライ級を経験していない」こと。
なんと、ライトフライ級から一気に二階級とびのスーパーフライ級へと階級を上げて
いるのです。
この理由として、転向時のインタビューでは「どうせやるなら一番強い王者(当時WBO世界
スーパーフライ級王者オマール・ナルエバス(アルゼンチン)とやりたい」と
発言していましたが、「ライトフライ級では減量がキツかった」と漏らして
いたことも。
デビュー時より体のフレームが大きくなったことも転向理由の一つだったかも
しれません。
このため、バンタム級転向後も10Kg以上の減量をしていることからも井岡選手が現在
主戦場としているスーパーフライ級へと下げることは考えにくいでしょう。
井岡選手の階級の推移
さて、対する井岡選手。
井岡選手は現在の階級まで一つも階級を飛ばさず一つ一つ上げてきました。
そして昨年大晦日に実現する予定だったIBFスーパーフライ級王者ジェルウィン・
アンハカスとの2団体統一戦やその後4団体統一を目論んでいるされています。
つまり、その実現前にバンタム級へと転向することは考えられないでしょう。
井上尚弥vs井岡一翔 実現したらどちらが勝つ?
ここでは井岡選手がバンタム級へと階級を上げ、対戦が実現した場合を仮定します。
このため、井上選手の「圧倒的な攻撃力」と井岡選手の「相手の持ち味を消すスタイル」、両者の特徴を比較していきましょう。
井岡選手の持ち味は?
井岡選手の持ち味は技術面に優れボクシングをよく理解していること。
かつて2020年大晦日に戦った田中恒成選手は「距離の作り方や駆け引きが想像以上に優れていた」と語っています。
おそらく井上選手と戦うことになった場合、井上選手の一発を警戒し、より距離やディフェンスに重きを置いた戦い方になることが予想されます。
井上選手の持ち味は?
まずは井上選手の持ち味ですが、これは攻撃力で異論はないでしょう。
プロ転向後、22戦22勝(2022年2月現在)のうち19 KOという脅威の9割越えのKO率を誇るハードパンチャーで軽量級では類をみないKOマシーンと言えるでしょう。
さらに、ディフェンス力も高く、攻守において隙のない選手ではあります。
ですが、海外メディアからは「攻撃の最中に守備が疎かになる」と指摘されたことも。
もし井岡選手が突くとしたらここになるかもしれませんが、井上選手の恐ろしいところはカウンターセンス、そして動体視力とスピード。
つまり、井岡選手がパンチを仕掛けてきたところに井上選手のカウンター一閃!
なんて展開も予想ができます。
ですが、井岡選手の技術とボクシングIQの高さも無視できません。
一発を警戒した井岡選手がポイントゲームに徹した場合、12R井上選手を完封するなんてこともありえるでしょう。
【ボクシング】井上尚弥と井岡一翔の勝敗は?階級差を踏まえ大胆予想 おわりに
今回は日本ボクシング界最大のドリームカード井上尚弥vs井岡一翔について考察していきました。
まだ実現のハードルは高く、階級や体重についてシビアな両者の対決は
現実的ではない声も多いこのカード。
もし実現したら井上選手の「圧倒的な攻撃力」と、井岡選手の
「相手の持ち味を消すスタイル」が交錯する一瞬のまばたきもできない
ほど緊張感ある一戦になることは間違いありません。
そう、ボクシングファンにとっては、那須川天心vs武尊に匹敵、いやそれ以上
の世紀の一戦。
あなたはどちらの勝利を予想しますか?ぜひ、実現することを願いましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。